難聴の原因はさまざまですが、急に起こる難聴や耳の詰まった感じ、突然の耳鳴りは突発性難聴の可能性があります。めまいを伴うこともあり、早期の治療が大切です。発症から1週間程度で療を開始することを推奨しておりますが、それ以降でも先ずはご相談下さい。
また年齢による難聴についても検査をし、補聴器などの適応をご説明致します。
鼓膜の奥の中耳腔の炎症です。痛みを伴い膿が貯留する場合(急性中耳炎)や、痛みはなく浸出液が溜まり聞こえが悪くなるだけの場合(滲出性中耳炎)もあります。
その他、鼓膜に穴があるかたで断続的に耳漏が出る中耳炎(慢性中耳炎)、周囲の組織を破壊しながら悪化する中耳炎(真珠腫性中耳炎)などがあります。
疾患によって治療法が異なるため、先ずはご相談下さい。
耳垢は乾いたタイプと湿ったタイプに体質で分かれます。
耳垢は貯留が長期で多量になるとかゆみや痛みが出てくる場合があります。(外耳炎)まれに耳栓のようになり難聴の原因になっている場合もあります。耳の奥に貯留すると自分で掃除するのが難しいため、耳掃除のみでもお気軽にご相談下さい。
耳の聞こえがわるい場合も一度耳内の診察をお勧めします。
耳のつまりや自分の声が響く症状が一日のうち数分~数時間続きます。ひどくなると半日から数日、耳がこもったようになります。
耳と鼻をつなぐ「耳管」という管の機能が悪くなっている為に起こります。聴力検査では異常がないか軽微な変化にとどまることが多く、鼻腔の状態と関係することもあります。
低音部を中心にした難聴で、突発性難聴と似て突然難聴と耳閉感、耳鳴りが出ることがあります。聴力の変動がみられる場合もあり、程度によっては突発性難聴に準じた治療を行います。
メニエール病の難聴でも同じような症状を来すことがあります。
耳鳴りは多くの方でしており、加齢現象の一つです。しかしその中にそのほかの病気が隠れていたり、原因は一つではありません。
また耳鳴りがひどく日常生活に支障が出る場合は疾患としてとらえ、内服治療などで改善する場合もあります。一度聴力検査で聞こえのパターンをみることなどをお勧めします。
多くは耳垢が溜まりすぎた場合に起こりますが、耳垢が耳の皮膚の中に浸食しながら蓄積していく病気です。重症になると皮膚の下の骨にも浸食し深く広がってていき、処置の際には痛みが出ます。一度きちんと処置をすれば深部に進行することは防ぐことができますが、その後も継続した処置が必要になります。
当院では痛みを最小限にした処置を考え、行っております。処置時の痛みが気になる方はご相談下さい。